事業実績レポート / 外務省・JICA 平成25年度外務省政府開発援助海外経済協力事業
- 配信日 2014年2月26日
- 平成26年2月、外務省・JICA 平成25年度外務省政府開発援助海外経済協力事業
「インドネシア無電化地域における小型バイオマス発電装置による電化促進案件化調査」を実施しました。
東ヌサトゥンガラ州フローレス島マウメレにあるヤトロファ農園(Dian Disa財団内)にてワークショップを実施しました。ヤシ殻や剪定枝を燃料にスターリングエンジンバイオマス発電のデモンストレーションを4日間行いました。
乾燥したヤシ殻
インドネシア共和国無電化地域における発電設備として、バイオマスを燃料としたスターリングエンジンによるバイオマス発電設備の導入・普及による独立電力供給の実現を目指し、現地NGO、自治体、企業等と連携し細かなマーケティング及び調査を実施しました。
将来的にODA案件への活用を考慮するために経済的合理性や環境性以外のメリット、本技術が対象国地域の社会経済開発にいかに貢献できるか、という点について調査及び、現地にて実機を搬入しW/Sを実施し、現地ビジネスパートナーの選定を行いました。
本調査の主な調査対象地域であるインドネシア共和国東ヌサトゥンガラ州は、電化率は28.8%にとどまり、約7割の住民が電気のない生活を送っている。電源が未整備であることは、製造業の発展にとって大きな阻害要因ともなっている。また、医療・衛生、教育の分野でも立ち遅れが著しい。