ニュース / カンボジア精米工場の籾殻発電にGEエナジー社がエンジン提供
- 配信日 2012年8月16日
- GEエナジーは、電力バイオマスガス化施設に対し2基のエンジンを供給することとして、カンボジアの産業コングロマリットのSOMAグループとこのたび契約を締結しました。この契約は2012年7月13日にUS Asean Business CounsilとUS Chamber of Commerceがスポンサーとなりカンボジア・シェムリアップにて開催されたUS-Asean ビジネスフォーラムの場にて調印されました。
プノンペン郊外のコンポンチャム(Kamphong Cham)農村精米地域にあるSOMAグループのHak Se精米工場ではバイオマスガス化プロジェクトがすでに計画されており、2011年よりGEエナジー社とプロジェクト実施にかかる契約が結ばれていました。カンボジア政府も自国のエネルギー問題の解決の緒になることとし、同社の分散型電源、スマートグリッドや他のソリューションを使用する機会として認識しています。
インド資本の企業であるAnkur Scientific Energy Technologies Pvt. Ltdは当プロジェクトにて契約されたGE VHP 5904 Waukesha エンジンへ供給されるガスを籾殻から発生させる設備および施設を建設中です。このプロジェクトではおよそ1.5MWの発電量を見込んでおり、精米プロセスにそのエネルギーが用いられ、余剰電力はローカルグリッドに販売する予定です。籾殻2キログラムに満たない量で1kwhの発電ポテンシャルがあると見込んでいます。
カンボジア政府は2013年には年間100万トンの米を輸出することを目論んでおり、その結果40万トンもの籾殻が発生することとなり、籾殻が発電に貢献するための素地はあるとしています。
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Biomass magazine 2012年7月17日