プレスリリース / 環境省平成24年度 BOCM実現可能性調査の採択
- 配信日 2012年6月19日
- (公財)地球環境センター(GEC)は、環境省の委託を受け、二国間オフセット・クレジット制度の下での測定・報告・検証(MRV)の実証のための調査、同制度の下での事業・活動等の実現可能性調査、及びCDMプロジェクトの実現可能性調査を行うため、平成24年4月12日~5月17日までの間、日本の民間企業、民間法人、特定非営利活動法人(NPO)等を対象に調査案件を募集したところ、48団体から69件の応募がありました。
先般、専門家で構成するクレジットメカニズム支援委員会における評価・審査を参考に、当社が提案した「スターリングエンジンを用いた小規模バイオマス発電」が採択に至りましたことを、ここにご報告いたします。
(公財)地球環境センター(GEC)ウェブサイト
平成24年度 BOCM実現可能性調査に係る調査案件の採択案件について
BOCM実現可能性調査は、日本政府が2013年以降の導入を提案している二国間オフセット・クレジット制度の検討に資する知見・経験を集積すること、CDM実現可能性調査は、CDM事業の改善につながる国際ルール作りについて必要な知見・経験を集積することを目的として実施するものです。
今年度は、平成24年4月12日(木)~5月17日(木)までの間、日本の民間企業、民間法人、特定非営利活動法人(NPO)等から調査案件を募集したところ、48団体から69件の応募があり、厳正な審査を経て、MRVモデル実証調査13件、二国間オフセット・クレジット制度の実現可能性調査12件、CDM実現可能性調査4件を採択いたしました。
1.背景
二国間オフセット・クレジット制度の下での実施が見込まれる事業・活動を想定して、当該事業・活動に適用可能なMRV方法論を開発すること、当該事業・活動が本制度の下で実施される可能性を調査すること、及びそれらのプロセスで得られる知見・経験を集積することを目的として、実現可能性調査を実施します。
2.当社の今年度の活動
本年度はカンボジア環境省の協力の下に、三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社とカンボジア国アンコールバイオコジェン社との協同の事業として、BOCMの実現可能性調査を実施いたします。
当社はカンボジアのリモートコミュニティへのミニグリッドや精米所から排出される籾殻を原料としたバイオマス発電に関して、当社のスターリングエンジンおよびエンジニアリング技術を適用させ、現地での未利用農業残渣をもちいた発電システムを確立するための調査を行います。
3.今後の展開の見通し
カンボジアは小規模の発電業者も存在し、また精米所オーナーの工場系内の電力調達及び余剰電力の売電に関する需要も考えられることから、本年度の調査による内容を当社のビジネスプランに活かすことにより、カンボジア、そして周辺国の同様のニーズを満たせるよう、事業活動を行なって参ります。
4.問い合わせ先